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アメリカ:不十分なハリケーンへの備え
2007年9月1日 17:31:12
- Jan Jan

カテゴリー5に属するハリケーン「ディーン」は、今シーズンにアメリカに襲来する最大級のハリケーンのうち初めのひとつに過ぎない[ハリケーンは、その風速によってカテゴリー1から5までの5段階がある:IPSJ]。巨大ハリケーンとは、カテゴリー3以上のもの、すなわち風速が時速178km[秒速換算で49.4m:IPSJ]以上で、高波が3m以上のものを指す。

海洋大気局(NOAA)気象予報センターのゲリー・ベル氏は、米国には今年2〜4個の巨大ハリケーンが上陸すると予測する。また、カテゴリー1〜2のハリケーンやそれより規模の小さい熱帯性暴風雨も10〜12個は上陸するとみている。

「大西洋数十年振動」と呼ばれるパターンの気候変動が1990年代中盤に起き、今後30年間は続くかもしれない活発なハリケーンの誕生サイクルができた。地球温暖化がこれに関連している可能性もあるが、まだ学説は定まっていない。

しかし、こうした研究は危機に直面している。というのも、ブッシュ政権が米航空宇宙局(NASA)の予算を気象予報関連から火星や国際宇宙ステーションへの有人飛行関連に移しているからだ。2010年までに既存の衛星の40%の耐用年数が過ぎるが、それらと交代する衛星打ち上げへの予算が大幅に不足している。

同じように深刻な問題は、2005年のハリケーン「カトリーナ」襲来の経験を経てもなお、暴風雨対策が一向に進んでいないことだ。ジョージア工科大学地球大気科学校のジュティス・カリー氏は、メキシコ湾岸地域で巨大ハリケーン上陸への備えができているところはどこもないと話す。

これまでに、10億ドル以上をかけて、水路や運河、堤防などがニューオーリンズで整備されてきた。しかし、米陸軍工兵隊は今週、少なくともあと140億ドルをかけて数年間の工事を行わないと、カテゴリー3のハリケーンには対処できないとの見方を示した。

ルイジアナ州では、2000年までに、推定4000平方キロメートルの湿地帯を失われている。問題は、1960年代に始まった「ミシシッピ河口湾運河」プロジェクトにある。このプロジェクトにより、ルイジアナの湿地帯とイトスギの自生する地域が塩水にさらされ、植生が失われることになった。そのため、ニューオーリンズは、カトリーナ級のハリケーンが襲来したときには、高波に対して耐えられない土地になってしまっていた。

運河建設により大きな経済的利益があるといわれていたが、船舶もほとんど通過していない。陸軍工兵隊は運河を埋めるよう提言しているほどだ。もっとも、その工事自体は35年もかかるものなのだが。

カリフォルニア大学サンタバーバラ校のウィリアム・フロイデンバーグ教授は、「ニューオーリンズの堤防は過去10回以上にわたって決壊しており、再び壊れることになるだろう」と話している。
| schazzie | News | 17:31 | - | - |
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※ブログ内の記事の一部は、上記の本のほか、講談社刊『クロニック世界全史』、地球の歩き方『アメリカ』を参考・引用させていただいています。




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