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マルディグラ
Mardi Gras

カトリック教徒は、キリストの復活を祝うイースターの前に、キリストが40日間断食修行をしたことに倣って肉食を断つレント(四旬節)という習慣がある。このレントに先立ってドンチャン騒ぎしようというのがカーニバル(謝肉祭)で、最終日がマルディグラ(告解火曜日)だ。マルディグラとは、フランス語で“肉食の火曜日 Fat Tuesday”の意。ただし、あまりのはしゃぎぶりに教会は渋い顔。いまでは宗教色の薄いお祭りになっている。

パレードは、1699年にフランス人探検家がミシシッピ河口にたどり着いたのがちょうどマルディグラの日だったため、これを祝う意味も含めて1837年に仮装行列を行ったのが始まり。

正式なカーニバル期間は1月6日からだが、本格的なパレードはマルディグラの11日前の週末から。とにかくすごい人出、すごい騒ぎ。群集の後ろから見物するための特製のイスも売っている。

パレードには歯医者、美術学校、ビジネスマンなど約60の団体がクルー Krewe (グループ)を作って参加する。パレードの華、フロート(山車)はどれも巨大で、高さは家の3階に達する。その上から金、緑、紫の3色ビーズのネックレスや、ダブルーン doubloons と呼ばれるコインが見物客に投げられる。おもちゃやプラスティックのカップも飛んでくる。もしもコインをキャッチできると幸運が訪れるといわれており、これ欲しさに皆「Mister!」と声を限りに叫ぶ。コインはおみやげとしても人気があり、クルーのロゴが入っているのでプレミアも付くほど。

また先住民のパレードも毎年注目の的だ。彼らは、白人が入植するまで長い間ルイジアナに住んでいた人々の末裔で、黒人との混血らしき顔立ちの人が多い。鳥の羽根を使った巨大な飾りをかぶり、凝ったコスチュームで観客の目を楽しませてくれる。

パレードはCBDを中心に早朝から深夜まで続く。いくつかのパレードがキャナル通りまでくるが、フレンチクオーターの中には入らない。次官とルートは新聞などに発表される。パレード中は交通規制が行われ、セントチャールズ通りのパレードだと市電もストップする。

マルディグラ・デイ3日前からは混雑がひどく、ホテルもレストランも満杯。部屋の予約は1年前でも早すぎない。料金は通常の2倍以上で、3泊以上などの条件も付く。

パレードはマルディグラ・デイ当日に最高潮に達し、セントチャールズ通り沿道には見物用のやぐらも組まれる。『King Zulu』という黒人グループのフロートで始まり、『Rex』のフロートが最後を飾る。このキングは経済界の大物から、クイーンは社交界デビューしたばかりの女性から選ばれる。1949年のキングはルイ・アームストロングだったという。

ちなみに、マルディグラ翌日は“灰の水曜日 Ash Wednesday”と呼ばれ、レントが始まるわけだが、マルディグラで大騒ぎをした人々が皆、禁欲生活に入るかどうかは疑わしい。

また、マルディグラ期間中は仮面舞踏会も各所で行われる。プライベートな集会なので観光客が参加できる機会はほとんどないが、ナイトクラブやバーへ行けば、着飾った男女の姿を目にすることができるだろう。

─(『アメリカ南部〈2004~2005年版〉』/「地球の歩き方」編集室より)
| schazzie | [情]New Orleans | 01:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
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※ブログ内の記事の一部は、上記の本のほか、講談社刊『クロニック世界全史』、地球の歩き方『アメリカ』を参考・引用させていただいています。




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